用語説明〜逸失利益・過失割合、休業損害の正しい知識

様々な賠償をまとめたものが損害賠償

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交通事故の損害賠償の内容には非常に多くのものが含まれます。この中には逸失利益、過失割合、休業損害といったものがあり、それぞれが損害賠償の金額に大きな影響を与えるのです。まず、逸失利益とは、交通事故で後遺症や障害が残った際、失われる利益を示すものです。

例えば、健康な状態から事故が原因で障害が残った場合、就労や日常生活に大きな影響を受けることになります。そのため健康な状態で働き続けた場合の収入などを計算し、失った権利と見合うだけの金額を損害賠償として請求することになるのです。

一番大きなものでは死亡事故による遺族への補償があり、数千万円単位になる事も珍しくないのが特徴です。過失割合とは、交通事故においてどちらにどの程度過失があったかを表すものです。例えば、車と人の事故である場合は、車を運転していた人間の過失が重くなります。また、車同士であれば交通違反や不注意があったかなど、様々な要素から過失の度合いを図り、どちらがより過失が重いかを確認することになります。

過失の割合が重い方が賠償金額が高くなる等、保険金の請求や裁判に大きな影響を与えます。休業損害とは、怪我や障害でお金が稼げない期間の収入を保証するものであり、広義の意味で逸失利益に分類されることもあります。休業損害には会社や自営業などで稼ぐお金だけでなく、主婦や主夫の家事に関しても認められているのが特徴です。

また、死亡事故に関しても事故から死亡までの期間を逸失利益として請求出来るケースもあります。これらの要素が密接に関わりあい、損害賠償の請求額や示談の条件などが変わってくるのです。ただし、弁護士など専門家に相談しなければ、請求できるはずのものが請求できなくなってしまう場合や、金額が低く見積もられる可能性がある点には注意が必要です。

逸失利益などが絡む場合は弁護士に相談するのが基本

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逸失利益や過失割合、休業損害などは自賠責保障や保険業者に任せても満足な条件にならないケースがあります。これは専門用語に関する知識を持っていないと理解し辛いだけでなく、手続きを進めるうちに権利を失ってしまうものが存在するからです。特に逸失利益は金額が大きいことから、保険会社の負担が大きく、なるべくであれば少額で済ませたいというのが本音になります。

重度の後遺症が残れば数千万円単位の損害賠償が発生することがあり得るだけでなく、さらに金額が膨らむ恐れがあります。さらに慰謝料も加えた場合は膨大な金額になる事も多く、なるべく示談で済ませ、早期に安く決着させたいのです。一方、被害を受けた側は請求できる際に請求しておかなければ事故後の生活が苦しくなります。休業損害も期間に限りがあるため、回復が遅ければ経済面での負担が重くなります。

そのため、専門家である弁護士を雇った方が保険会社との交渉を行いやすくなるだけでなく、より有利な状態を作れるようになるのです。弁護士に依頼することで過失割合自体が変わるケースも存在し、賠償額や慰謝料が数倍に増える事もあり得ます。また、休業損害をより長い期間受けるための方法を知る事も出来ます。交通事故後の処理は非常に専門的な処理が多く、用語も多いことから混乱しがちです。

弁護士を雇えば弁護士経由で情報を整理することや、様々な手続きの代行を依頼することもできるのです。弁護士を雇わなければ様々な勉強をしながら保険業者と交渉する等負担が重くなるため、現実的な選択といえないケースもあります。また、収入の補償がわからないうちはプレッシャーになりやすく、相場より低い金額で示談に応じる理由になりがちです。

示談は一度同意してしまうと決定を取り消すのが非常に困難です。だからこそ、情報を整理してくれる弁護士を雇うことが重要になるのです。

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