交通事故で裁判を行うときにはどんな流れになっているのか?

示談交渉がこじれた時には裁判を行う

29898c1b293e574b972e09b2f2ceb634_s

交通事故が起きた時は、通常は示談交渉で解決させるのですが、 これはあくまでも被害者側と加害者側が示談に納得する形じゃないと和解にはなりません。 ということは、示談交渉が決裂してしまうケースもあるということです。 本来ならば、加害者側は被害者側の損害賠償や慰謝料の要求に素直に応じるものですが、 加害者側の保険会社が譲らないケースも存在しています。「決裂した場合には損害賠償はどうなるの?」 と感じると思いますが、この時には交通事故裁判を起こして決着をつけることになります。 大まかには

  • 方針決定
  • 基礎
  • 争点整理 
  • 和解協議
  • 判決
  • 控訴と上告

という順番で交通事故裁判を行います。

示談交渉の段階で弁護士を雇っていない被害者もいるのですが、交通事故裁判に発展する場合には必ず 弁護士に相談するようにしてください。 法律の知識なくして交通事故裁判を戦うことはできません。

交通事故裁判の詳しい流れについて

86549530a6c9c40645df18bd0ddd17d8_s

それでは、先ほど紹介した交通事故裁判の流れをもう少し詳しく解説したいと思います。

方針決定

交通事故裁判を起こす時には、保険会社と被害者の間にある程度の示談交渉が進んでいることが前提だと思います。 しかし、示談交渉をほとんどを行ない状態で交通事故裁判を起こすケースもあります。 この時には、弁護士から「一度示談交渉をするように」相談されるかもしれません。

弁護士が介入することで、こじれていた示談交渉もまとまる可能性があります。 ですから本当に交通事故裁判を起こすのか、それとも示談で解決させるのか、方針を決定させる必要があるのです。

提訴

正式に交通事故裁判を起こすと決めた場合には、 裁判所を通して提訴します。 弁護士に依頼していれば、一通りの書類を弁護士が用意してくれるので、被害者は特に何も用意する必要はありません。

争点整理

提訴を すると約1か月後に第1回期日が設定されて、保険会社側に訴状が送られます。 その上で準備書面や 答弁書を用意して裁判の争点を整理するのです。 被害者が直接出廷してやり取りを行うこともあるのですが、基本的には書類を中心にしたやりとりとなっています。

和解協議

ある程度、裁判の証拠が出揃って裁判が進むと、裁判所から和解案が提示されるでしょう。 そうすると、和解案をもとにして着地点を 探って行くことになります。裁判が長引いた時には、損害賠償や慰謝料の他に弁護士費用や遅延損害金がプラスされるケースもあります。和解が無事に成立すれば裁判はそこで終了し、 保険会社から金額が支払われますが、この段階で和解が成立しないケースもあります。

判決

和解が成立しなかった場合には判決を下すことになります。 判決を下すのは裁判官の役目なので、 加害者が敗訴するか?被害者が敗訴するか?は最後に判決を聞くまでわかりません。

控訴と上告

判決で敗訴が下された側は 控訴することができます。 期間は2週間です。 最高裁に上告することもできます。 しかし最高裁は憲法違反などの案件を取り扱っているため、 交通事故裁判の場合は、控訴止まりのケースが多いと考えていいでしょう。

交通事故裁判はどれくらい期間がかかるのか?

ここまで 交通事故裁判の流れを説明してきましたが、なんだか期間が長そうなイメージを持ちませんか? 実際にどのくらいの期間がかかるのかと言うと、地裁で和解する場合には、だいたい半年ぐらいです。しかし、それより突っ込んだ裁判を行うとなれば1年以上かかるケースもあります。

交通事故には3年間という時効が存在しているので、どんなに長引いたとしても3年以内には解決させなければなりません。「3年もかからないだろう」 と思うかもしれませんが、時効が成立してしまった事例は実際に存在しています。

こちらのコラムも人気です!